【USMシングルS7】ミミクチキッスカプカプカプ【最高最終2014/363位】
アローラ!お久しぶりです、あぴと申します!
ウルトラサンムーンになり、7世代で初めてフェアリー統一でレート2000を達成しましたので、報告と記念を兼ねて構築記事を書きたいと思います。
私はまだこのパーティは完成形だと思ってません。まだまだ改良の余地があるので参考程度に思っていただければ幸いです。
以下が今期使用していた並びです。
【構築経緯】
SMで使ってたクチミミ四神をベースに構築開始。
この構築は思考がサイクルを回すことにより過ぎていて相手を倒していく手段に乏しかったため、攻めつつサイクルを回せるようにすることに。
まずテコ入れしたのがブルルで、コケコ受けのブルルがボルチェンで逃げられ後続に負荷をろくにかけられず、レヒレが過労死する展開が多かったです。またリザやレボルトがいるだけで選出出来ずお荷物と化していました。
そこでコケコの10万→ボルチェンを許さず、リザボルト対面でも上からエッジを叩き込める最速スカーフで運用することに。
次にレヒレの挑発をガルドを起点にできる瞑想に、コケコはめざ炎を打つ機会がほとんどなくなったため物理一本のカプZ、低速サイクル崩しのトゲキッス、絶対的エースで対鋼枠のクチート、積みエース補助&対レボルト要員のトリル置きみやげZサーナイトの構築で、SMのS5〜USMの中盤まで、ちょこちょこ努力値等微調整しながら18帯をさまよっていました。
ここまでの段階でミミッキュとニトチャリザとアーゴヨンがきつかったため、ミミッキュに滅法弱いサナを泣く泣く解雇、切り返し役としてミミッキュを投入。前構築ではレッカで使っていましたがギミックパにそれほど当たらなかったこと、火力のないミミッキュが中途半端に場に残り続けることを嫌って意地A振りトリル呪い霊Zで採用。
またニトチャリザに対するトリル以外の切り返しとしてレヒレのムンフォを凍える風に変更。その後もちょいちょい技を変えながらもメンバーを変えることはなく、そのまま2000達成となりました。
結果として本当にどうしようもない構築というのはほとんどなく、出し負けをしてもある程度対応出来る柔軟なパーティが出来たと思います。
【個別解説】
役割対象:
調整:珠アーゴヨンの放射確定耐え、S20振りカグヤ抜き、余りA
構築の軸にして圧倒的エース。 個人的にフェアリー統一のクチートはじゃれ不意炎牙まで確定で、あと一枠はパーティに合わせて自由にカスタマイズする感じかと思っています。今回はトリル下でリザやヒトムへの打点になる岩雪崩、カグヤドヒドに打てる雷pと悩みましたが、本構築は最終的にクチートで詰めていくことを想定しているため、最後に縛れる範囲を広げる剣舞を採用。
アーゴヨンの増加を踏まえて珠放射まで耐えるようDに振りましたが、珠アゴがほとんどいなかったことや役割の確実な遂行のためにもBに回すべきでした。努力値直すのめんどくさいのでそのまま潜ってました(いつもの)。まぁなんかレヒレの水Z耐えたりしたのでいいのではないでしょうか。
選出率は圧倒的1位、この子をいかに通せるかで勝負が決まります。
トゲキッス@バンジのみ
役割対象:
調整:H16n-1、C+2めざ地で大体のおだやかドラン確1、準速ドラン抜き、余りBD
他のフェアリー統一高レートの方々の構築にも入っている、悪巧み3ウェポン型。
【ポケモンSM】シーズン3使用構築【最終2002】「FAIRY TAIL」:いばる is GOD - ブロマガ
ポケモンUSUMシーズン7中盤 対面フェアリー統一伝 95戦最高1973 - 反転世界に身を委ねて
※掲載を快諾して下さったボーノさんKatuさんありがとうございました!
このお二方とは違って私は波動弾Zではなくめざ地面を採用しています(にも関わらず王冠使わずに甘えていますごめんなさい)。以下その違い↓
【波動弾Z】
・受けルのラッキーを悪巧みガン積みからのZで飛ばせる
・ガルーラバンギなど、普通のキッスでは厳しい相手への打点
・ナットドランへの一貫が取れる
・Z枠を消費してしまう
【めざ地面】
・ラッキーの突破はエアスラの運次第となり厳しい
・ガルーラバンギは無理
・悪巧み1積みめざ地でドラン確一(波動弾は確二)
・Z枠を消費しない(他にZを回せる&キッスに他の持ち物を持たせられる)
どちらを使うかはお好みで、と言ったところでしょうか。私は受けル相手はラッキーをコケコで誘って潰した後にキッスを通していたのでZである必要がなく、やどりぎや毒等のスリップダメに対して実質1.5倍の体力になる半分回復実を持たせました。半分回復実以外だとラムと選択かなーというところです。
選出率は6位ですが低速サイクルをことごとく潰して回ってくれ、とても頼もしい天使ちゃんでした。
ミミッキュ@ゴーストZ
役割対象:その他削り、クッション、トリル役として
調整:Aぶっぱ、大体のABミミッキュ抜き残りH
前述の通り相手のミミッキュアーゴヨンのストッパー兼トリル始動役兼詰めのエース兼削り役。つまり何でも屋さん。何でも屋さんであるが故に、選出時からゲームプランを考えて役割を決めてあげないとすぐに腐ってしまう難しい子でした。
ただのトリラーとしてではなく出来る限り相手を削って欲しかったので、火力に振り切ってZシャドクロとのろいを搭載。クチートで厳しい物理受けや鋼を強引に削ってくれるので技はこれで正解でした。
選出率は4位、特に語ることもなく強かったです。
カプ・コケコ@カプZ
役割対象:その他パーティできつい相手
調整:特になし。
SMのS3から物理一本になって続投。有利対面作ってZで一貫を作る他、構築単位で苦手な相手の強引な削りもお仕事です。
みがわりは有利対面での安定した選択肢。Twitterを見てたらみがわりカプZ強くね、みたいな話があったので試してみたら実際強かったです。この枠はミミッキュの皮をはがしながら交代できたり、リザ対面のZ以外の選択肢として使えるとんぼがえりも使っていました。
改良するとしたら、リザY軸のゴツメカバとの並びがつらいので特殊めざ氷の方がいいのかもしれません。キッスが出せない時の対草枠として扱いたいなら物理、リザY軸を重く見るなら特殊といった感じですね。
選出率は3位。カプZは強引な削りができるのが素晴らしく、エース圏内にねじ込んで勝つ動きが基本のこの構築にマッチしていました。
役割対象:
調整:特になし。
対コケコ枠。S3の頃と違ってトリル前提ではないのが強く、コケコ受けとしてサイクルに参加しつつ最後は抜きエースとして上から高火力草技を叩き込んでいくことができます。キッスが同居しているためかスカーフを警戒されることが少なく感じました。ブルルを上から叩いて対策してくる(ゲンガールカリオゲッコウガ等の)相手は、誰かで少し削ることでeasy win出来るのも頼もしかったです。
技はまだ改良の余地があり、ウドハンエッジまでは確定として残りは馬鹿力岩封思念ウッドホーンから選択です。鋼への打点とアーゴヨンとの最悪の初手対面を想定して馬鹿力思念を選択しましたが、リザ対面からXでも起点にされない岩封も一考かなと思います。
選出率は5位。思念は悲しいことに無振りメガゲンやアーゴヨンですら確二ですので、あくまでも後続圏内に入れる技だという認識が重要です。
カプ・レヒレ@ウイのみ
役割対象:
調整:H16n-1、A+2メガバシャの雷パンチ最高乱数以外耐え、凍風1回でガブ抜き、余りCD
安定の受け枠。とりあえずこの子投げとけばなんとかしてくれるので、とりあえず投げてました。
クチートと合わせての対鋼性能が素晴らしく、クチートが苦手な鋼(ドランガルドドリュウズ)をレヒレが、レヒレがきつい鋼(ナットハッサム)をクチートが見てくれ、お互い単体では微妙な相手(ルカリオメタグロス)はリフレクターからのクチート展開が出来るので、大体の鋼はこの二体で見ることができます(カグヤは微妙、ジバコは無理)。
凍える風がとても使いやすく、リザの起点回避、ミミッキュにこごかぜ→リフの動きが出来る、ランドのステロからの爆発の阻止、ラス1の相手に連打してクチートで上を取りに行く等、第2のS操作として活躍してくれました。初手アーゴヨン対面が頻発しましたが、その際も火力補強なしヘドウェは耐えるのでこごかぜから入ります。すると次ターン相手は引くかスカーフなら突っ張ってヘドウェを押してくれるので、クチート投げが安定します。こちら目線からはこごかぜ一回でもアゴは抜けずそもそもこごかぜ二回で落ちないのですが、相手目線からだと抜かれている恐れがありかつムンフォ持ちだとそのまま倒されてしまうため、この動きが面白いように刺さりました。珠アーゴヨンはたいありです。
対ミミッキュ性能も格段に上がり、今までリフから入っても剣舞ガン積みで突破されていましたが、こごかぜ→リフと動くことでリフ下で相手にZをすぐに打たせ、安全に後続で処理出来ます。
アゴミミッキュ両方の対処とも相手の立ち回りに依存しますが、高レートに行くほどちゃんとケアしてくるのでこの動きが刺さらないことは一度もありませんでした。
選出率は2位。本当に頼もしく、安定した試合運びをしてくれた本構築のMVPです。
【選出、立ち回り】
毎度のことですが基本選出はありません。相手のパーティに合わせた選出を行うようにしています。意識することはクチートを容易に出さない&失わないこと、クチートで有利対面を作ったら積極的に裏読みの行動を通していくこと(ナット対面は必ず1回はじゃれを打つ、裏のドランが読めるときはレヒレに釣るetc)。とにかくクチートで相手に圧力をかけていき、同時に残り2体で相手を削っていき誰かしらの一貫を作ることを心がけていました。
以下主にやっていた選出↓
・(対etc)
コケコ絡みの高速サイクル相手に。相手のコケコの持ち物判別がとても重要になってきます。クチートに残すフィールドをミストとグラスのどちらにするかを考えて立ち回ること。
・(対etc)
トリルクチートが通せそうな時に。レヒレとミミッキュで相手を削りつつトリル展開。必ず一体倒すかじゃれの一貫を作ってからトリルを貼ること。
・(対軸)
コケコから入ってリザ対面ならみがわりから。裏からランドカバ等出てきたらZ、Xでニトチャならレヒレ引きで対応。どこかでYにニトチャ積まれたらレヒレでこごかぜ連打するか何とかして晴れを枯らしましょう。
・(対受けル)
コケコでラッキーを誘ってカプZワイボルで落としたら、キッスでわるだくみましょう。
・(、、etc)
とにかくキッスで有利対面作って積んで殴る。そのまま3タテもあるし、無理でも削れるだけ削ったらクチートでお掃除しましょう。
・(どうしてもきつい相手)
初手コケコでどうしてもきつい相手をZで削り、後続のミミッキュで処理。トリルからの呪いで削りつつクチートに全てを託す。だいたい負ける。
紹介した選出はあくまで一例ですし、リザ軸にコケコを出さずブルルを出したりすることもあります。何回も回して選出を磨いていくことが重要なパーティです。
【きつい相手】
・ヒートロトム、サンダー、ライボルト、レボルト、デンジュモク
いつもの電気受けがいないので、ブルルに抜群取ってきたり超火力でぶん殴ってくる電気はみんな重かったです。コケコのZで削るかトリルからのクチート、ブルルでテロをしましょう。
XY読み当ててもYはニトチャ積まれたらきついですし、Xはレヒレ以外誰も勝てないので厳しいです。カプZやブルルでテロをしましょう。
舞われたらレヒレでも手がつけられないです。コケコでゴリ押すかレヒレで先に瞑想を積むかトリル呪いでクチートに託すかブルルでテロをしましょう。
・カビゴン
まじでやばい。のろいを積まれた時点で詰みなので絶対にクチートを失わないようにしつつレヒレで壁を貼り、ミミッキュでのろいを入れてクチートで倒すしかないです。
これまでの初手ゲコはタスキかスカーフなので大抵クチート投げておけばよかったのですが、タスキ激流ゲコの登場でどの動きでも安定しなくなりました。クチートから入ってレヒレに引くのが一番安定かと思います。草Zは知りません。
メガネテテフは誰も後出しから受けられません。初手テテフが読めるなら意地でもミミッキュを初手においてください。
上を取れてかつ有効打があるのがブルルくらいです。レヒレで凍風を入れるかHDグライにかけてキッスで積みまくりましょう。
・その他きつい並び
カバカグヤ+高速電気、ゲンガードラン、バナバンギ、ドランツルギetc…
この辺の選出をされるとかなり厳しいです。
【QRパーティ】
やっとレート2000を達成しましたので作ってみました。使ってみてくれると嬉しいです。(キッスの王冠は許してください…)
【終わりに】
7世代になってもう1年以上経つと思うと感慨深いものがありますね。ウルトラサンムーンになって(フェアリーを潰すための)新UBが追加され、鋼が30位以内に9体。加えて相手のカプも恐ろしく重い現環境で2000達成することが出来てとても嬉しく思います。
これからのシーズンは2100を目指していきますが、それとは別に嫁ポケのマリルリプクリンと一緒にレートで楽しんでいこうと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました!
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